あわせて準備!!艦船模型に必要なツール群
初めてプラモデルをはじめるとき、どんな道具が必要なの??と悩んだりしませんか?
前回、艦船模型を始めるときに最低限必要な道具を紹介しました
これさえあれば、とりあえず艦船模型を組み立てられますよ!って感じなんですけど、実はこれだけじゃダメなんですよね
べつに嘘をついていた訳ではありませんが、艦船模型はキットを組み立てただけではただの「灰色の船」になってしまいます。つまり、塗装が必要なんですね。
他にも、もう少し見た目をかっこよくしたいとかもっと効率よく作業をしたいとか、さまざまな欲望だったり場面に出くわします。
今回は最低限必要な道具とあわせて、はじめから買っておいた方が良い道具を紹介します。
塗装に必要な道具
1/700 ウォーターラインシリーズの艦船模型は基本灰色一色でそのまま組み上げると、なんとも味気ない出来になってしまいます。
なので、はじめて挑戦するタイミングで塗装にもチャレンジしましょう。
今回は「はじめて」ということもあり、筆塗装で準備する道具を紹介します。最初からエアブラシを購入できる潤沢な資金がある方は、エアブラシをどうぞ・・・うらやましいw
塗りたい色の塗料
プラモデルの塗料は各模型メーカーから様々な種類が発売されており、一般的に以下の種類の塗料が模型には使用されるみたいです。
- ラッカー塗料
- 水性・アクリル塗料
- エナメル塗料
塗料の種類や特徴に関しては、それだけで1記事書けるほど長くなるので別の機会で。
私が使用しているのは水性・アクリル塗料とエナメル塗料になるのでそちらをご紹介!
水性・アクリル塗料
私はマンション住まいで小さい子供もいるので、臭いや手入れのし易さの関係で水性・アクリル塗料を使用しています。
水性・アクリル塗料は以下の2社から発売されています。
- タミヤ アクリルカラー
- GSIクレオス 水性ホビーカラー、アクリジョン
水性・アクリル塗料の良いところは、シンナーの含有量が少ないためラッカー塗料に比べて臭くない(シンナー臭がしない)です。また、水性なので使用した筆も塗料が乾く前なら水洗いでき、塗料自身も薄める必要がないので原液で使えます。つまりは使い勝手がいいということ。
デメリットとしては、乾燥時間が遅いということと塗膜がそこまで強くないということです。あと、ラッカー塗料も同じことが言えるのですが、筆塗装だと筆ムラが出やすいということ。ただ、ラッカー塗料よりは出にくいのが個人の見解です。
私の場合、模型に1日1~2時間しか充てられないので、デメリットは特に気にならず、どちらかというとシンナー臭をすごく気にしていたので水性・アクリル塗料を使っているという感じです。
一人暮らしとか専用の作業場があるならラッカー塗料の方が満足いく仕上がりになると思いますが、そうもいかない家庭の事情がある方は水性・アクリル塗料がオススメです。
エナメル塗料
タミヤから発売されているのが殆どです。
私の場合、水性・アクリル塗料でベースの塗装が完了したあとに、かっちょよく見せるためスミ入れやウォッシングといったウェザリング塗装に使用してます。
注意しなければいけないのが重ね塗りの相性です。エナメル塗料(アクリル塗料も)の上からラッカー塗料を塗ると、下地を侵食するので重ね塗りはできません!!
因みにですが、エナメル塗料はラッカー塗料程ではありませんが、結構臭います(灯油?のようなにおい)・・・
塗料を塗るための筆
筆塗なので当然、塗料を塗るための筆が必要です。
で、どんな筆を買えばいいの?てなるけど、私はまだ初心者なので「良い筆」というのが分かりません!! ← おいっ!!
なので私がとりあえず買ってみたやつを紹介。今のところ困ってない(スキルがまだない)ので間違ってはいないかと、、、
種類は「平筆」「面相筆」の2種類を使ってます。
平筆は船の甲板や両舷など広い面積を塗るのに使用してます。面相筆は「細」「極細」の2種類を買って、それぞれに応じた細かい箇所の塗装に使う感じ。
あとは、水性・アクリル塗料用とエナメル塗料用にそれぞれ専用で用意してます。これは塗料の種類によって色々影響があるためです。
というわけで纏めると、
★水性・アクリル塗料用
・平筆 1本
・面相筆 細タイプ 1本
・面相筆 極細タイプ 1本
★エナメル塗料用
・平筆 1本
・面相筆 細タイプ 1本
・面相筆 極細タイプ 1本
こんな感じですが、これが正解ってわけじゃないです。
塗料のうすめ液
私の場合、水性・アクリル塗料とエナメル塗料を使っているので両方のうすめ液を使っています。
使ってるのはこれ!
- GSIクレオス 水性ホビーカラーうすめ液
- タミヤ エナメル溶剤(うすめ液)
水性ホビーカラーうすめ液は、水性・アクリル塗料の希釈やパーツクリーナーに使用します。水性・アクリル塗料は乾燥すると耐水性になり水では洗い落とせないのでうすめ液を使用して洗浄します。
塗料と同じメーカーのうすめ液を買うのが確実ですが、水性ホビーカラーうすめ液は「タミヤ アクリルカラー」にも使用できます。
エナメル溶剤も同様にパーツクリーナーなどの用途として使用します。が、どちらかというとスミ入れやウォッシングといったウェザリング塗装に大活躍します。
ただし、有機溶剤が含まれており揮発性も高いのでかなり刺激臭がします。換気は必須なのでご注意ください。
その他あったほうが良い道具
主に塗料に必要な道具を紹介してきましたが、他にも私がまとめて購入した物を紹介しときます。
マスキングテープ
あると色々と便利ですが、塗装の際のマスキングに使用します。
大・細・極細とサイズをそろえると効率がアップしますよ。
カッティングマット
マスキングテープをカットするときなど、何かをカットするときの下敷きに使用します。100均で売ってるので十分。
ステンレス製定規(15cm)
パーツのサイズを測ったり、マスキングテープを真っ直ぐカットしたりするときに使います。曲がったりキズつかないステンレス製のものがオススメ。あと15cm程度のが使い勝手がいいですよ。
金属やすり
購入したキットにもよりますが、パーツ個々の誤差が結構ある場合があります。これはもう運なんですが、パーツの平らな面同士を合わせようとしても片方が斜めっていたり、曲がってたりすることも。
こんな時に活躍するのがヤスリ。ウォーターラインシリーズはパーツが非常に小さいので使い勝手の良いヤスリを選びましょう!
クリップ
これは塗装したパーツを干すために必要です。わに口クリップと100均で購入した竹串で作成することをオススメします。
クリップを立てるやつ
↑で購入・作成した棒付きクリップを立てるのに必要。100均で「猫の爪とぎ」を買うか、段ボールを複数枚重ねて自作できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なんか結局、艦船模型はじめるのに色々購入しなきゃダメじゃん!!と思われたかもしれませんね。
まぁ、でもピンセットやニッパーとかに比べたら今回紹介した物は単価も安く、それなら最初にまとめて買った方がいいのかな?と思ったわけです。
困ったときに調べて買うよりも、最初から必要な物が分かってた方がいいでしょ??
いじょう