もう迷わない!!初心者に必要なエアブラシはこれだ!
筆塗塗装もこなれてくると「もっと薄く塗装したい」とか「ムラなく塗りたい」とかいろいろとやりたい事が増えてきます。
特に戦艦の筆塗は塗る面積も大きいので、ムラも出来やすいですし厚塗りが少し気になったりもします。
そこでオススメなのがエアブラシを使った塗装です。
敷居が高そうでまだまだ初心者には敬遠されがちですが、初心者こそエアブラシを使った方がいいです。
エアブラシは安価なものから高級なものまで様々な種類があります。
初心者仕様のものからプロ仕様のもの、塗装したい場所によっても違いますので、初心者からしたらどれを買っていいのかわかりませんよね。
今回はそんな悩みを解決するために初心者はこれを買っておけば間違いないエアブラシをご紹介します。
【結論】初心者におすすめするエアブラシはこれ!!
結論を先に言ってしまえば、あなたに必要なエアブラシはこれです。
GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L7 レギュレーター/プラチナセット
過去の記事でも紹介しましたが、初心者にこそ必要なエアブラシセットです。
セット内容はこちら。
・Mr.リニアコンプレッサー L7
・プロコンBOY WA プラチナ ダブルアクションタイプ 0.3mmノズル
・Mr.レギュレーター
・ドレン&ダストキャッチャー
・エアブラシスタンド
塗料があればすぐにでも使えちゃうオールインパッケージのセットです。
構成パーツの1つ1つがハイエンドモデルな製品で末永く使えます。
セットだからといって安い製品の寄せ集めではありませんw
当然これより優れたセットはたくさんあります。L7コンプレッサーなんてもう数年前の製品ですしね。
しかしここで紹介しているセットは、今でも初心者もデラーの方にとっては大変人気のある商品なんです。
みんなが使っているということはそれ程安定した製品であり、情報量が多く長く使える製品であるということです。
エアブラシの構成を理解しよう
エアブラシとは塗料を圧縮した空気で霧状に吹き付ける塗料器具のことをいいます。
プラモデルやビューティー(特殊メイクやネイルなど)、アート(絵画・イラスト・ボディーペイント)などの用途に使われています。
使う用途によって揃える道具が変わってきますが、ベースで揃えておかなければならない基本構成を紹介します。
エアーコンプレッサー
エアーコンプレッサーは空気を圧縮して送り出す装置です。
これがなければハンドピースからエア(空気)を出すことができません。
駆動方式などで細かく種類分けできるのですが初心者の方はそこまで覚える必要はありません。私も超絶初心者なので詳しくは知らないです・・・(汗)
最初のうちは、「最大連続使用圧力」「最大吐出空気量」「作動音量」をおさえておけば良いです。
というか、この3つでコンプレッサーのお値段が決まってきます。
とうぜん???となると思いますので簡単に説明します。
オススメしている「Mr.リニアコンプレッサー L7」のスペックを参考にみていきましょう。
最大連続使用圧力 | 約0.1MPa | 規格値の圧力の空気を連続で吐き出すことができるということです。例えば最大連続使用圧力の規格値が0.1MPaであれば"0.1MPaの空気を連続で吐き出すことができる"ということになります。 |
---|---|---|
最大吐出空気量 | 7リットル/min.0.05MPa | そのままなのですが0.05Mpaの圧力で毎分7リットルの空気を出せるということです。 |
作動音量 | 55db(無負荷時) | これもそのままですね。コンプレッサーを起動させたときにどれくらいの音がでるかということです。 |
1/350、1/700スケールの艦船模型やガンプラの塗装であればこのスペックで十分です。
これが絶対ではないですが私の場合、塗装時に設定するエア圧は「0.05MPa~0.08MPa」辺りです。
ですからL7のスペックは丁度いい圧力だといえますね。また、少し強めに吹きたい場合でも余裕があります。
ハンドピース
圧縮された空気と塗料を合わせて霧状に吹き付ける道具がハンドピースです。
操作の仕方で「ダブルアクション」「シングルアクション」「トリガーアクション」などの種類があります。
そして初心者におすすめなのが「ダブルアクション」のハンドピースになります。
上部のボタンを下に押し込むと「エアーだけ」が出て、後ろ(手前)に引くと「塗料が出る」といった使い方になります。
シングルアクションではこのエアーと塗料がボタンを押すと同時に出る。という使い方になります。
なぜダブルアクションをおすすめするかというと、これらの操作が可能だからです。
・「エアー」だけ出して先端のノズルやニードルのほこりや残塗料を吹き飛ばすことができる。
・ボタンの引き具合で塗料の吐出量を微調整できる。(塗料の調整は本体後部にある調整ツマミで行います)
セットにあるハンドピースもダブルアクションタイプですので安心してください。
レギュレーター
空気圧を調整する器具です。水抜き機能も搭載されていて、空気中の水分(湿気)を取り除いてくれます。
コンプレッサーが丁度良い空気圧を吐出しますし、ハンドピース側で空気圧を調整できるものもありますので、レギュレータは必ずしも必要ではありません。
しかし、塗装中にエアーから水が吹き出てしまう事故を防ぐためにもあった方が良いです。
アクセサリー
ここまでがエアブラシの基本構成になります。
ここからはおまけで、より快適にエアブラシ塗装をするために必要なアクセサリーをざっとあげておきます。
ちなみにですが「エアブラシスタンド」は必須だと思いますよ。
初心者が「GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L7 レギュレーター/プラチナセット」を購入すべき理由とは?
冒頭でも触れましたがおススメしているセットよりも性能が優れているものはたくさんあります。
おそらくプロモデラーさんの方に聞いたらもっと素晴らしいおすすめセットを勧めてくれるはずです。
ではなぜ「GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L7 レギュレーター/プラチナセット」を私がすすめるのでしょうか?
それは私が初心者だからです。
もう少し詳しく説明します。
初心者はおすすめの「答え」が欲しい
結局はこれなんだと思っています。私がそうでしたから。
「エアブラシで塗装したい」と思った時にはやっぱりいろいろと調べんるんですよね。
必要な機材は何なのか、使い方は?、お金はどれくらい必要なんだろう、後悔したくないぁ、etc、、、
おすすめサイトや比較サイトなどたくさんあってとても参考になりました。ありがとうございます。
で、行き着く先は
結局どれがいいの??
てなります。
だって使ったことがないんだから、スペックを並べられたり特徴を書かれたりしても解らないんですよね。
要は「答え」が欲しいんです。「これ使っとけば間違いないよー」っていう答えが。
なので私がおすすめできるのは、やっぱり自分が使っているこのセットになるんですよ。
注意しなければいけないのが、何も調べずにおすすめを買ってしまうということ。完全に思考停止状態ですよね。
少なくともエアブラシ塗装について最低限の知識はつけておきましょう。
そのうえで、「GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L7 レギュレーター/プラチナセット」はおすすめです。
塗装は奥が深い。はじめから後悔しないものを選ぼう!
もう1つ。
エアブラシの塗装ってやり始めると奥が深いことが分かります。
最初は、
お~!!キレイに塗装できる!!
て感動するんですけど、そのうちいろいろとトラブルが出てきたりやりたい事が増えてきます。
あれっ??エアがでない!!
ノズルが詰まってる!?
塗料の希釈の分量がわからない。
もっと広範囲で均一に塗装したい。
細かいところをもっと細く塗装したい。
etc...
そうなるとやっぱり心臓部であるコンプレッサーのスペックは重要になってきます。特にエア圧ですね。
やりたい塗装やスケールモデルの大きさ(塗装の範囲)などでエア圧が足りないと致命的です。
オーバースペックになり過ぎず、それでいて1/700ウォーターラインシリーズやガンプラの塗装にはいい塩梅のコンプレッサーがこのMr.リニアコンプレッサー L7 がおすすめなわけです。
エアブラシは必要ない!!
これだけおすすめしておいて、最後はこれです・・・wすみません(汗)
というのも個人的にはエアブラシを買うのはもっと後でいいのかなと思います。
お金がある程度かかるのはもちろんなんですが、まずは筆塗装でどこの部分をどういった手順で塗装すると効率がいいか?や、よりリアルに表現する塗装方法などを身につけてからでも遅くないと思います。
特に塗料の性質は知っておかないとエアブラシを使ったからと言ってキレイに塗装できるわけではないので後悔することになります。
それに何より1/700スケールの艦船模型だと筆塗装でも全然問題ないので・・・
私の場合は物欲に負けてしまい結構早めに購入しちゃいましたけど(汗)
もちろん早めに買ってスキルをガンガン上げていくのは全然ありですよw
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エアブラシを導入しようと検討されている初心者モデラーの方にとって参考になったでしょうか?
私自身まだまだ初心者ですが「GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L7 レギュレーター/プラチナセット」を購入してからは塗装が楽しくて仕方ありません。
出来ない事や失敗が多いのですが、いろいろ苦労してそれが出来るようになると感激します。やっぱりエアブラシで塗装するとキレイに塗装できるから。
必ずしも必要か?と言われれば答えはNOですが、見栄えを良くしたりやれる事の範囲が広がるので私は自信を持っておすすめします。
いじょう